ブロック予選方式について

ブロック予選、大昔は自分が住んでいる地区の予選にしか出られませんでした。
しかし当時は学生に強豪が多かったため、大学のために東京に住む人が多く、東京ブロックが超激戦になってしまってた。そこで学生に限り、住んでいるところ(東京)でも良いし、実家のあるところに出ても良い、ということになりました。

で、今、どこからでも出られるようになっています。

この「どこからでも出られる」は、うまいこと運用したら結構良い方法になるんだと思いますが、現状はまだ、「単にどこからでも出られる」以外のメリットはないのかなぁ、と思ってます。

この制度、たまたま自分の都合が悪い日と予選の日が重なってしまった場合にも、他ブロックから出ることで全日本への道が閉ざされずに済むという意味のほかに、強豪が多い割りに枠が少ない地区、強豪が少ない割りに枠が多い地区間で選手が勝手に移動して、うまいことバランスすることを目的に作られたものだと思ってます。

すんごい長い目で見ればバランスしていくのかもしれませんが、なかなかうまくは行かないと思うんですよね。あとは感情的な問題ね。去年でしたっけ、坂口九段と長尾六段が東海から出てるでしょ。もちろんこの2人が東海から出ることは何にも悪いことではないのですが、地元の人間からしたらやっぱり「面白くない」ことだと思うんですよね。

じゃぁどうしたら良いかなんですが・・・
あるブロックの代表として参加した選手が本戦で活躍した場合、そのブロックになんらかのメリットがあれば良いと思いません? まぁ、メリットというと翌年の全日本枠ってことになるかと思いますが。つまり「他地区から強豪がやってきて枠を奪われた」という状況になっても、その強豪が全日本で活躍(例えばbest16とか)したら、翌年そのブロックの枠が+1されるんです。全日本で活躍してもらえなかったら、何も起こりません。その場合は「その程度の選手に枠を奪われる地元選手が悪い」で納得しましょう。

あぁあとアレだな、代表選手が活躍するかどーかとは別に、ブロック予選にたくさんの人が集まったブロックには、翌年の枠の割り当てを多くするんです。そもそも各ブロックの枠を会員数によって割り当てるって、「どこからでも参加できる」今のルールにおいてはちょっと変だもんね。

やっぱりね、自由化したらインセンティブを与えて(良い意味の)競争させないと意味がないと思うんですよ。各ブロックで「いかに他地区の選手にも参加したいと思わせる魅力ある大会を開催できるか」の競争になるようになんらかの餌をぶらさげる。選手としては(もちろん地理的制約はありますが)良いと思ったブロックの予選に出る。参加者をたくさん集めたブロックが何らかの得をする。

こんな感じで、どうかな?

「ブロック予選方式について」への1件のフィードバック

  1. Unknown
    現在の方法では、倍率も難易度も地区によってずいぶん異なっているように感じます。単純に会員数比例で、無差別にほぼ出ない多数の小学生の会員数まで無差別に反映させてしまっているのではないでしょうか。

    単純に今年の参加者で来年の枠を決めると大会レベルが関係なくなるので、例えばレーティング128位以内が何人参加したか、16位以内が何人参加したか…というのを判断材料にすると良いと思います。

    ○月○日のレーティング129位以下=1ポイント、128位~65位=2ポイント、64位~33位=3ポイント、32位~17位=4ポイント、16位以内は5ポイント、みたいにして、ポイント数で比例配分する…。

    ただ、今年の参加状況を来年に反映させても、例えば○○九段が昨年は東海だったのに今年は東京じゃん、という変化には対応できませんね。

    返信

はせら へ返信する コメントをキャンセル