組合せに関する細かい話

皆さんご存知の通り、品川の大会ではSLIMという自作のソフトを使って
組合せを作成しています。この組合せのアルゴリズムは、世界戦でも
使用されているPAPPとおおよそ同じになっています。

さてさてこのアルゴリズム、世界戦とかその他欧米の大きな大会のように
十分な試合数があれば良いのですが、日本のように6試合となると、
ちょっと感覚的に「ん?」という部分があります。

たまに最終戦で起こることなのですが、5回戦終了時点で全勝が1人に
なっている場合、最後にその全勝者と1敗のトップ(すなわち暫定2位)が
当たらない場合が多いのです。この暫定2位の選手ってのが、5回戦で
全勝者を倒している場合にそうなります。
5回戦でこの選手は「自分より勝数が上の選手」と対戦しているため、
6回戦では「自分より勝数が上の選手」とは当たりづらくなる、
というのがPAPPのアルゴリズムなわけです。

最近で言うと、2月10日の天王洲スペシャルの最終戦で起こってます。
5回戦までで高梨四段が1人全勝、2位は1敗の大野七段。しかし最終戦で
高梨四段と対戦したのはその時点で3位の私。

これってやっぱり感覚的にちょっとよろしくない気がしてまして、
ようやくですが、この部分、ちょっと修正してみました。
最終戦に限っては、前の試合で上と当たってるとかどーかは気にしないで、
基本的に1位と2位が当たるよう、パラメータを変更。

とりあえず次の大会から、この新SLIMを使ってみます。
しばらく使ってみて他に不具合が出ないようなら、最新版として
Othello! JAPAN で公開するつもりです。

「組合せに関する細かい話」への2件のフィードバック

  1. Unknown
    勝ち星先行の倉持氏を高梨氏と当てるべきのような気もする(順位の決め方の問題なのだけれども、石数等関係なしならそれもありかなと)

    返信
  2. Unknown
    私には縁のなさそうな話だ・・・・と思ったら
    一回だけ該当していました。

    2005/12のりんかいチャレンジで
    ・5回戦まで

    1位 S初段(現三段)5-0
    2位 でかなべ二段(いまだに二段) 4-1
    3位 T見初段(現六段)4-1
    4位 O内初段(現三段)4-1

    で迎えた最終戦の組みあわせが
    S初段対T見初段
    でかなべ二段対O内初段

    となっているのを思い出しました。
    (でもこれはすでにO内初段がS初段、T見初段と
     対戦済みの為回避する為に1-3 2-4と
     なった可能性の方が高いです。)

    基本的には1・2位が当たるのは賛成です。
     →次に縁があるのは来世紀だと思いますが

    返信

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