名人戦に関する提案

名人戦も全日本選手権も新オセロ方式で行うようになりました。運営上のメリットもあるし、順位決定に石数を用いない良さもあるのですが、でもやっぱり、名人戦は名人戦の、全日本は全日本の、大会毎の特色って、あった方が面白い気がするんですよね。

ってことで、先に書いた段級位認定や新・新オセロ方式に関する提案ほど真面目な提案ではないのですが、名人戦をこんな感じにたら面白いんじゃないかなぁ、というレベルのアイデアを、ちょっと紹介させて頂きたいと思います。

部門構成

 1. 無差別の部
 2. 女子の部
 3. 小学生の部
 4. 普及部門(適当な名前が思い浮かばないので仮にこう呼ぶ)

1~3は20~30人程度の参加、4は64人の参加を想定しています。
2 と 3 については今年の様子を見るに、今年同様オープンでいいかと思います。

で、無差別の部の参加資格を以下のようにします。

【無差別の部参加資格】
 a. 七段以上の人
 b. 地区名人

つまり七段以上(主に2大大会優勝経験者)は予選無しで参加可能とします。
六段以下の選手は、地区名人戦で優勝することでのみ参加可能。ここで、七段以上の選手は地区名人戦には参加出来ないものとします。
七段以上の選手は地区名人戦に参加しないので、代表枠を全ての地区で1つとしても、レベル差による不公平はさほど大きくならないだろうと考えます。

次、普及部門の参加資格を以下のようにします。

【普及部門参加資格】
 地区名人戦の 2 位~N 位
 ※N は全日本のようにブロックによって枠を割り振ります

こうすることで、地区名人戦の重要度が相当アップします。六段以下の選手は、地区名人にならない限り「名人」を目指せないわけですから。で、無差別部門、七段以上の選手と地区名人しか出られないわけで、かなりレベルの高い、濃い大会になります。地区名人になった暁には、是非とも本戦にも参加したいと思うでしょう。
また、普及部門に参加するにもとりあえず地区予選に出て N 位以内に入る必要があるので、「予選がある」状態になります。「予選を通る」ことにより、完全にオープンな大会よりも東京遠征をする動機になるんじゃないでしょか。

例えば普及部門の上位3名には、翌年の無差別部門の参加資格を与えたらいいんじゃないかと思います。
無差別部門もそうですね、例えば10位以内に入れば翌年の参加資格を得られる、みたいなのがあっていいかもですね。

要はですね、その大会に参加できる「ありがたみ」があった方がいいなってことと、それとは逆に優勝を狙える実力がなくても「楽しめる」という2つの要素が必要だと思ってます。
なので参加者を絞った無差別部門と、参加資格の広い普及部門と、この2つにわけることで、それが実現できるんじゃないかなぁと考えています。

「名人戦に関する提案」への2件のフィードバック

  1. Unknown

    ちょっと思ったのが、これだと地区名人戦に七段以上の選手がでられないということなので、地区名人が地区で一番強い訳ではない(かもしれない)し、逆に七段以上の選手が(地区で一番強くても)地区名人になれないわけで、地区名人っていう言葉に違和感を覚えました。

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  2. Unknown

    地区名人戦に出られない七段以上の選手の殆どは、名人経験者だったりするわけで。
    地区名人から名人経験者を除外しても、感覚的にさほどおかしくないんじゃないかなぁ、と思ってます。

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