やっぱりオセロは終盤だと思うんですよ。
それで、前にもどっかに書きましたが、自分がトッププレイヤと比べて明らかに劣っているのがこの終盤なんですね。何が違うって、持っている「形」の数が段違いなんですよね。私なんかだと必死であれこれ考えた末に答えの出るもの・答えの出ない局面に対して、村上九段や末国九段だとそれを既に「形」として持っている。「こういう形はこう打つもんだ」という知識として持っている。もちろん、為則九段にしても坂口九段にしても同様だと思います。
もちろん、私程度でも、運良く自分が持っていない「形」にさえならなければ、彼らに勝てたりもするわけですが、長い目で見れば、その差によって結果に明らかな差が出ます。
ちょっと話はそれますが、私、終盤COBRAというiアプリを作ってまして、これの問題を作成するという行為が終盤力アップに繋がってると実感してます。局面によってはたったの5個空きでも、「形」として自分の持ってない局面に出会うことがかなりあるんですよ。「5個空きならその場で考えればなんとかなるでしょ」という意見もあると思いますが、それを「形」として持っているか持っていないかで大きな差が出るんですよ。なぜなら、その局面になる10手くらい前の時点で、その局面に持っていけば「勝ち」なのか「負け」なのかがわかるわけですから。
まぁ、なんかだらだらと書いてしまいましたが、要はこの自分に欠けている部分をしっかりと補って、九段の彼らに一歩でも近づきたいなと思ってるということが言いたいわけです。もちろん、それ以外にも劣るところが多々あるわけで、終盤力だけ付ければなんとかなると思ってるわけではないのですが、とりあえずはやんないと始まらないですからね。
そんなわけでオセロにはまっている若手の皆さんも、終盤トレーニングに力を入れると良いと思いますよ。序盤の暗記ほどすぐに結果には現れないのがつらいところですが、長い目で見れば絶対損じゃないですから。